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    「SDGs」とは?2030年までに達成する17の目標と取り組みを解説

    2022/05/16

    会社・事業

    今や「SDGs」を掲げ、企業や自治体が取り組みを進めていますが、そもそもSDGsとはどういうものなのか。

    SDGsの必要性や取り組み、どういった目標が掲げられているのかを確認していきましょう。

    SDGsとは

    「Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標」の略称で、2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意。持続可能な開発のための2030アジェンダの中で掲げられ、2030年を達成目標として17のゴールと169のターゲットから構成されています。

    SDGs達成に向けての構造・特徴

    SDGsは社会、経済、環境の3側面から捉えることのできる17のゴール・169のターゲットを解決しながら、よりよい未来を築き上げることを目標としています。

    とはいえこれらの目標は、各国政府による取組だけでは達成が難しいです。企業や地方自治体、一人ひとりの行動により達成に近づくのです。

    SDGs達成の17の目標

    目標を達成するための17のゴールと169のターゲット(一部抜粋)を解説していきます。

    目標1.「貧困」

    あらゆる場所あらゆる形態の貧困を終わらせる

    1.1:2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。

    目標2「飢餓」

    飢餓を終わらせ、食料安全保障栄養の改善を実現し、持続可能な農業を促進する

    2.1:2030年までに、飢餓を撲滅し、全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。

    目標3「保健」

    あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

    3.1:2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。

    目標4「教育」

    すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する

    4.1:2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。

    目標5「ジェンダー」

    ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う

    5.1:あらゆる場所におけるすべての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。

    目標6「水・衛生」

    すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

    6.1:2030年までに、全ての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセスを達成する。

    目標7「エネルギー」

    すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

    7.1:2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスの普遍的アクセスを確保する。

    目標8「経済成長と雇用」

    包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の安全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

    8.1:各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率を保つ。

    目標9「インフラ、産業化、イノベーション」

    強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

    9.1:全ての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・超境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靭(レジリエント)なインフラを開発する。

    目標10「不平等」

    国内および各国家間の不平等を是正する

    10.1:2030年までに、各国の所得下位40%の所得成長率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、地蔵させる。

    目標11「持続可能な都市」

    包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

    11.1:2030年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する

    目標12「持続可能な消費と生産」

    12.1:開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、すべての国々が対策を講じる。

    目標13「気候変動」

    気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

    13.1:すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靭性(レジリエンス)及び適応力を強化する

    目標14「海洋資源」

    持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

    14.1:2025年までに、海洋堆積物や富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

    目標15「陸上資源」

    陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の促進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

    15.1:2020年までに、国際協定の下で義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥じめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。

    目標16「平和」

    持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する

    16.1:あらゆる場所において、すべての形態の暴力及び暴力に関する死亡率を大幅に減少させる。

    目標17「実施手段」

    持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

    17.1:課税及び徴税能力の向上のため、開発途上国への国際的な支援なども通じて、国内資源の動員を強化する。
    SDGs総研より一部抜粋して紹介しています。

    まとめ

    SDGsに関する17の目標と169のターゲットを抜粋して解説しました。企業におけるSDGsの必要性を理解し、メリットを踏まえ企業に取り入れていきましょう。

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