経営者にとって、事業を持続的におこなっていく中で、最大の悩みは、事業承継となるでしょう。
事業承継は、社長にとって最大最後の悩みと言っても過言ではありません。自分が引退した後、事業をどうしていくのか?は、多くの経営者の大きな悩みとなっています。
自分がいなくなった後のことですから、「先が見えない」「不透明だ」「不安だ」と感じるかもしれませんが、このような悩みを持つ高齢の経営者は多いものです。
ここでは、事業承継の悩みを抱えている経営者のその種類と解決方法をご紹介します。
事業承継の代表的な悩み
1、いつ事業承継できるかスケジュールが見えない
いつ誰が事業を代わりに担ってくれるのか?これが事業承継です。
これを円滑に進めるためには、計画を立ててスケジュールを出しておかなければなりません。
しかし、実際は、極めて複合的に要因が絡み合って、なかなか事業承継に手をつけることができない。それが現状でしょう。
つい先延ばしにしたり、スケジュールそのものを作ることができずに、年をとってしまうのがほとんどです。
スケジュールが立てられないのは、情報がないため
事業承継はまずスケジュールを立てることが大事です。
しかし、時にはスケジュールが立てられない時があります。その時は、何から手をつけたらいいのか分かりません。
事業承継したい時に、何から手をつけたらいいのか分からない時、まず現状の把握が大事です。
詳しくは下の記事で説明しています。
URL:事業承継は何から手をつけたらいいのか?
2、後継者を誰にするか見えない
事業承継をやるにあたって、次に悩みとなるのが後継者を誰にするか?です。
ご子息が事業を継ぎたい、それに見合った能力があるなら、今すぐにでも事業承継の計画はできるのではないでしょうか。
しかし、さまざまな要因があって、後継者選び、育成に悩みを抱える経営者がいらっしゃいます。
多くの要因のせいで、後継者がいない場合がよくあります。その場合、最終的に経営者が選んでしまうのが廃業です。
廃業を選択してしまうと、従業員や周囲の人間に迷惑がかかったり経営者自身の負債リスクとなったりします。
事業承継する時、後継者がいない要因はさまざまです。それらについて詳しく下の記事でまとめています。
URL:事業承継する後継者がいない
3、事業承継について相談できる相手がいない
経営者は基本的に孤独です。もちろん家族や従業員など身近な人はいるでしょう。しかし、事業承継の話ができる相手となると、ごくごくわずかになることはないでしょうか。
事業承継は、経営者の財産や将来に関わり、大きなトラブルや負債などのリスクの元にもなるからです。安易に周囲に相談してしまうと、思わぬトラブルの元になってしまうことがあります。
事業承継の悩みを相談したい
事業承継の悩みを相談できる相手は非常に少ないです。下の記事では、そんな悩みを相談できる相手とはどのような人なのか整理しています。
URL:事業承継する後継者がいない
事業承継の悩みを解決するには?
事業承継の悩みには、さまざまな種類があります。一見同じ悩みに見えても、フタを開けてみれば一つたりと同じではありません。
経営者が抱えている状況や会社を取り巻く外部環境、社内事情など、細かな要因は異なっているのが実情です。
まずは必ず解決策はあると知ることが大事です。しかし、経営者一人で解決していくのは、時間的にも困難です。
そういう時こそ、外部の専門家などを活用しましょう。
事業承継には、さまざまな知識や経験が必要となってきます。
税金や会計の知識、M&A全般の知識、経営の知識など、事業承継について相談するのであれば、総合的にメリット・デメリットを見た上で、必要な分野の専門家に相談しましょう。