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    債務超過とは何か、倒産する可能性や企業がとるべき解消方法について解説

    2021/05/24

    経営

    債務超過とは、過去にさまざまな大企業が陥った財務的状況のことです。

    倒産しそうな経営状態であることは想像できるものに、詳細を把握できない経営者の方も多いのではないでしょうか。

    今回は、債務超過とは何か、倒産する可能性や企業がとるべき解消方法について、ご紹介します。

    債務超過とは?

    債務超過とは、企業の負債が資産を上回る状態のことを言います。資産をすべて売り払ったとしても負債を返済しきれない状況にあるために、倒産する可能性が高くなっています。

    債務超過は、債務が超過するという意味から、いわゆる支払うべき義務(債務)が負債が増えすぎて履行できない(超過)ということを表します。

    債務超過をバランスシートで表すと?

    債務超過をバランスシートで表すと、借入金や買掛金などの負債が、売上や売掛金などの資産の合計を上回っている状態となります。

    お店にある資材や在庫などのすべての資産を売ってしまっても、支払うべき給与、費用、借金などを支払いきれないという状況に近いですね。

    債務超過の原因は?

    債務超過の原因は、おもに「赤字」「投資ミスによる投資額の未回収」などが挙げられます。

    債務超過になったらすぐに倒産するわけではない

    必ずしも債務超過が倒産に結びつくわけではありません。次のような理由があります。

    ・返済までに猶予がある固定負債が含まれている
    ・流動資産に比較的余裕があれば、すぐ支払うべきものは滞らない
    ・起業当初は設備投資によって一時的に負債が大きくなっている可能性

    これらのような理由の場合、債務超過が倒産になるほどの影響があるわではありません。

    しかし、早めに解消しないと資産がだんだん減っていく危険な状態であることは確かです。

    企業は事業活動を通じて利益を作ります。企業が債務超過に陥ってしまうと、銀行などの金融機関からの融資が受けづらくなります。さらに、取引先や仕入先からの信用を失ってしまいます。

    いずれ資産のすべてを売り払っても返済が間に合わなくなり、負債だけが残る状態となります。そうなると、会社の存続が困難になるでしょう。

    倒産に直結するのは資金ショート

    すぐ倒産してしまうのは、キャッシュがなくなってしまう状態である資金ショートです。

    手元にある運転資金が不足、枯渇していまうと、支払いが間に合わなくなるため、倒産に直結しやすくなります。

    資金ショートと債務超過は、緊急性が違います

    資金ショートは、「借金の返済が間に合わない」「設備投資の支払いができない」「納税ができない」など、倒産を招く状態です。

    資金ショートの主な原因は、下のようなものです。

    ・赤字経営が続いた
    ・税金や返済などの金額の認識がズレていた
    ・売掛金と買掛金のバランスが悪い

    債務超過のデメリット

    債務超過になると4つのデメリットがあります。

    銀行からの融資が受けられなくなる

    経営管理が甘いと銀行から認識されやすくなります。そうなると、金融機関も付き合いを考え直していきますので、融資が受けにくくなります。

    取引先との取引が停止

    債務超過の状態が続くと、周りから経営が危ないと取引先からの信用も失われていきます。

    良い取り引きができないと判断されるためです。特に新しい取引先と契約がしにくくなります。

    上場廃止になる恐れがある

    上場している起業の場合は、債務超過によって上場廃止の可能性が出てきます。上場廃止の基準として、日本取引グループは、「債務超過が1年を超えること」としています。

    上場廃止になった場合、企業としてのブランド力の失墜や取引先や金融機関からの信用力の低下など招きます。

    会社が倒産する可能性がある

    最後に、債務超過が続くかぎり、そのまま放置しておくと資金がショートして、会社の倒産につながります。

    債務超過のおもな原因は、赤字経営です。

    赤字経営をさけるため、債務超過に陥らない経営が重要となるでしょう。

    債務超過を解消するには?

    債務超過を解消するには、まずは事業の立て直しを図ることです。利益を増やし、増資する方法を考えます。

    また、遊んでいる資産の売却も一つの手です。健全な経営をおこなうことで、売上を上げ、経費を減らせば、金融機関からの信用も回復するでしょう。

    1、資本金を増やし、負債をへらす

    資本金を増やせば、応急的に負債を減らせます。資本金を増やすとは増資のことです。

    増資とは、株式会社であれば株式を発行して投資家から資金を集めるっことを指します。

    増資の方法は、経営者の資金から出資したり、知り合いや株主、投資ファンドなどから出資をしてもらうなどがあります。

    2、DESを実施し、債務を株式に振り返る

    DESとは、債権者が債務者の株式を負債に振り返ることを指します。
    つまり、債務者が負債を免除してもらう代わりに、債権者に自社株を渡すことになります。

    DESは、元々金融機関が経営不振の企業を支援するための方法でした。

    3、M&Aで事業を譲渡する

    債務超過は、M&Aなどによる事業譲渡や合併でも解消は可能です。

    経営状態の悪い企業を買う人はいるのか?という声もよくあります。しかし、下のようなケースであればM&Aが成立する可能性があります。

    ・技術力や人材に価値があり、黒字経営の可能性がある
    ・M&Aすることで大きなシナジー効果が得られる

    売り手は買い手に対して、事業の状態をありのまま伝え、丁寧に真摯に対応することが大切です。

    まとめ

    債務超過はすぐに倒産するわけではありませんが、続くと倒産してしまいます。

    原因はいくつかありますが、まずは解消しなければいけません。

    そのまま放置しておくと、取引先の信頼低下や上場廃止のリスクがあったりなど、経営が苦しくなっていくのです。

    債務超過を解消するために黒字経営を目指し、健全な経営体制に変えていきましょう。

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