早期リタイアを実現させる。その夢を叶えるには、ある程度の資産が必要です。また、早期リタイアを行うためには、リスクや注意点もあります。
今回は、早期リタイアを実現させるメリットや注意点などをご紹介します。
早期リタイアするとは?
早期リタイアとは、50歳にリタイアすることです。そのためには、1億円以上もの資金を貯めるべきと言われています。
老後の資金がいくらかかるのか?は、人それぞれですが、家族構成や日々の暮らしに使う生活費などによって、もっと必要になることも考慮に入れておきましょう。
早期リタイアする3つのメリット
早期リタイアすると、以下のようなメリットがあります。
1、健康なうちに、自由な時間が増える
50歳で早期リタイアすると、健康なうちに自由な時間が手に入ります。仕事で実現できなかった趣味や、家族との時間も確保でき、混雑している時期しか行けなかった場所にも自由に行くことができるのです。
好きな時に、好きなだけ、自分がやりたいことに時間が使えます。元気で健康的な年齢であるうちに叶えられることがあります。
2、ストレスから解放される
早期リタイアすれば、ストレスから解放されます。どんな仕事でも多少のストレスはあるものです。
通勤ラッシュなどに乗る肉体的なストレスや嫌な仕事を遂行する精神的ストレスなど、人は、日々多くのストレスを抱えています。
早期リタイアをおこなえば、これらのストレスから解放されます。
3、生活リズムを整えられる
早期リタイアをすれば、生活リズムが整えられます。残業などの仕事がなくなるので、体を充分に休ませることができます。
人によって適切な睡眠時間や起床時間は違います。早期リタイア後は、自分で時間をコントロールできるので、自分に合った生活リズムを作り出せます。
早期リタイアするときの注意点
早期リタイアする際の注意点を3つご紹介します。
1、安定した収入がなくなる
早期リタイアすると、早期に安定した収入がなくなります。ある程度の資産形成をして、早期リタイアを目指しましょう。
2、社会的信用がなくなる
リタイア後の肩書は、無職となります。社会的信用がなくなってしまうことも考慮に入れましょう。
3、生活水準が下がることもある
早期リタイアによって、生活費が下がることもあります。リタイアの前に、資金を捻出しておきましょう。
仮に資産があったとしても、早期リタイア後、生活水準がさらに下がる可能性があります。
できるだけ生活を持続できるよう早期リタイアを検討していくべきです。
早期リタイアを失敗しないポイント
早期リタイアを失敗しないためには、次のポイントに注意しましょう。
1、長期的な資金計画を立てておく
2、リタイア後の資金を厳格に試算しておく
3、リタイア後の生活レベルを下げる
早期リタイアに向けて、資産を用意していたとしても、お金を浪費してしまう可能性があります。リタイア後は、同じ生活レベルを維持するのが難しくなります。できれば、リタイア後の生活レベルを下げましょう。
早期リタイアは会社売却で可能
会社売却をすれば、大きな資金が手に入ります。したがって、早期リタイアの実現も近づきます。
誰かに事業承継する選択肢もありますが、後継者が見つからないのであれば、M&Aを活用しましょう。