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    M&Aに関する情報発信 COLUMN

    株式公開買付(TOB)とは何か?メリット、デメリット、主な防衛策を解説

    2021/04/19

    メリット・デメリット

    上場した会社の株式を保有していると、M&Aなどを目的とした株式公開買付の対象となる可能性があります。

    今回は、株式公開買付(TOB)とは何か、メリット、デメリット、主な防衛策について解説します。

    株式公開買付(TOB)とは何か?

    株式公開買付(TOB)とは、TOBと言います。

    TOBとは、take over bid. の略称で、公開企業の経営権を取得することなどを目的として、対象の株式を短期間に大量に買い付けることを指します。

    株式公開買付の目的

    株式公開買付(TOB)をおこなう目的とは、下のようなものです。

    1、経営の実験を握る

    持ち株比率が50%を超えると、買収先の企業は子会社となります。持ち株比率が100%となると、買収先の企業は完全な子会社となり、すべての決定権を得ることができます。

    2、自社株を買い集める

    TOBは、他社の経営権を握るだけでなく、自社株を買い集める目的で使われることもあります。

    自社を上場廃止にするためや、他社からの買収を防ぐため、1株あたりの価格を上げるためなど、さまざまな目的があります。

    株式公開買付のメリット

    ここでは、株式公開買付のメリットをご紹介します。

    1、株式を一度に買い集められる

    十分な取引量がなければ、大量の株式を一度に買い集めることは不可能です。しかし、TOBなら経営権の取得まで効率的に株式を買っていくことができます。

    2、決めた金額で株式を買い集められる

    TOBは、価格を決めて株式を買い集めます。市場の株価によって思わぬ資金が出ていくことはありません。

    3、予定数の株式を取得できないならキャンセルできる

    予定数に株式取得が満たない場合、TOB自体をキャンセルできます。これもメリットの一つです。

    TOBであれば、すべての株式取得をキャンセルできます。中途半端に株式が手元に残ることはありません。

    株式公開買付のデメリット

    ここでは、株式公開買付のデメリットをご紹介します。

    売却後に損をすることがある

    買収防衛策の中には、デメリットとなる防衛策もあります。

    そのため、買収防衛策が成功したとしても株価が下がり、売り方によっては株主が損をする場合があるのです。

    株式公開買付(TOB)に対する防衛策

    株式公開買付には、さまざまな防衛策があります。今回は主な防衛策として下のようなものを紹介します。

    1. ホワイトナイト
    2. ポイズンピル
    3. 焦土作戦
    4. 株主価値の向上

    まとめ

    今回は、株式公開買付(TOB)とは何か、メリット、デメリット、主な防衛策について解説しました。

    TOBでは、相手先企業との交渉や株主への説明などが重要となります。専門家の知見を得ながら進めていくことがおすすめです。

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