プレゼンを行う際、緊張して上手く話せない、資料作りでどうしたら見てもらえるのかわからないなど悩みはつきものです。
プレゼンを成功させるためにはちょっとしたコツがあるのです。ちょっとしたコツを掴むことで、上手くいく方法を紹介します。
プレゼンの目的を理解する
プレゼン=プレゼンテーションは「説明」「説得」などの意味があります。プレゼンは商品やサービスを知らない人に情報を効率的に売り込む技法です。ただ話を聞いてもらうだけではなく、最終的には「具体的な行動を決断をしてもらう」「聞き手に行動を起こさせる」ことが目的といえるでしょう。
心に刺さるプレゼン資料のコツ
よいプレゼンとは、聞き手が最後まで興味を持って聞くことができるものです。説明や伝えたいことがわかりやすく、端的にまとめられていれば最後まで惹きつけることがことができるのです。ここでは、プレゼン資料をつくるときのコツを紹介します。
- 聞き手をおさえる
- 内容・構成
- 資料作り
1.聞き手をおさえる
プレゼンでもっとも大切なことは、聞き手の情報や特徴などを可能な限り情報収取しておくことです。
- 聞き手がどのような立場なのか?(役職など)
- 相手の興味、関心ごとは何か?
- 業務上で課題を感じていることはあるか?
- プレゼン内容について、どこまで理解しているか
- 提案に対してどのような反応を示しそうか?
具体的に分析し資料に盛り込むことで、聞き手が興味を持つ話題やテーマを考えやすく効果的なプレゼンを行うことが可能になります。
2.内容・構成
プレゼンが成功するかどうかは最初の30秒で決まるといわれています。第一印象は大事とよくいわれますが、プレゼンでも冒頭の30秒のつかみで聞き手の興味を惹きつける重要な要素です。内容が満足のいくものだとしても、冒頭のつかみでこの先も聞こうと思えるのかどうかが決まります。
また、資料を作る際にも注意してほしいのが、はじめに結論から伝える構成にしましょう。
聞き手に内容を理解してもらいやすくなり、人を惹きつけるストーリー形式を意識して構成してみてください。
そこで参考になるのが、「PREP法」です。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(実例、具体例)
- Point(結論/まとめ)
プレゼン中は聞き手に適度にメリットがある内容を盛り込むように、意識してみましょう。メリットを盛り込むことで、最後まで気を惹くことができるプレゼンを行うことができます。
3.資料作り
資料は1スライド1メッセージとシンプルなものを心がけましょう。レイアウト1つで見やすさが大きく変わります。言いたいことを1スライドにたくさん盛り込んでしまうと、結局何がいいたいのかがわからなくなってしまうのです。
また、色の使い方やフォントサイズまでこだわることです。使用するカラーは「3色前後」を基本とし、フォントの大きさは18ポイント以上がおすすめ。使用するカラーが多いと資料がごちゃごちゃしたイメージになり、協調したい箇所がわからなくなってしまいます。
フォントサイズが小さすぎると、聞き手は資料を読み込むことに必死になり、プレゼンに耳を傾けることができなくなるので、注意してみてくださいね。
心に刺さるプレゼンを成功させるコツ
緊張のあまり、言いたいことが言えないことがあります。そうならないためにもプレゼンを成功させるコツを確認しましょう。
話し方
話し方のコツは、以下の5つです。
- 大きな声ではっきりと話す
- 早口にならないようにする
- 笑顔で話す
- 難しい言葉や専門用語は言い換える
- 「あの」「えっと」などつなぎ言葉は使わない
プレゼン資料はできるだけ文字を詰め込まずに、言葉で伝えることが聞き手を惹きつけるコツです。資料に書いてあることをそのまま読むだけだと、資料だけに目が行き、聞き手は飽きてしまいます。そうならないためにも次の展開がどう進むのかが気になるよう、抑揚をつけたりジェスチャーを交えたりしましょう。
身だしなみ
最も大切なことは「清潔感」です。身だしなみはその人の印象になるので、必ずプレゼン前に汚れやシワがないか確認することが重要。さらに「笑顔」や「姿勢」は気を付けたいポイントです。緊張すると顔がこわばってしまったり、猫背になってしまうことがあります。
笑顔は好印象を与えるための最大の武器、背筋がピンと伸びていると堂々としている印象があるので意識してみてくださいね。特に背筋を伸ばすと自信にもつながり、ハキハキとした口調にもつながります。
プレゼン中に緊張しないために
プレゼンで緊張しない方は稀で、どれだけプレゼンの経験を積んだ方でも緊張はします。まずはプレゼンをぶっつけ本番で挑むのではなく、なるべく当日と同じ状況を事前に味わいながら練習を行うことです。
聞き手役を誰かに協力してもらい、プレゼンのフィードバックを受けるようにすれば、修正箇所が見つかって本番にはうまくこなすことができるでしょう。
また、プレゼン中はこちらの話を聞いてくれる人を早く見つけることで、緊張が和らぎます。
まとめ
プレゼンをするときに緊張してしまい、気付かないうちに声が小さくなったり早口になったりすることがあります。そうならないためにも事前に聞き手役を誰かに協力してもらいながら、コツを掴んでみてくださいね。