飲食店業界は競争がはげしい業界でもあり、M&A、事業買収が積極的におこなわれています。
今回は、飲食店をM&A、会社売却するメリット、デメリットを解説します。
飲食店事業を売却する相場
飲食店を売却する際の相場は、規模にもよりますが、数百万程度と言われています。具体的には、100万〜500万程度からでしょうか。
はじめて飲食店を開業するにあたって、500万〜1,000万円程度の資金が必要として、新規参入するなら予算面でのメリットが大きいでしょう。
数店舗、数十店舗経営する経営者の場合は、もっとメリットが大きくなります。
飲食店の売却相場は変動する
飲食店の売却相場は変動します。店舗の立地や敷地面積によっても変動するでしょう。
目安の相場を確認しておくことも大事ですが、相場が変更することを想定して、予算を用意しておくことも必要です。
飲食店事業を売却するメリット
売却するときのメリットは、下のようなものです。
1、撤退金額を削減
撤退する際に、事業を売却できなければ、賃貸店舗なら元の状態に戻さないといけません。
これをスケルトン工事と呼んでいますが、このスケルトン工事は原状回復工事なので、かなりの金額がかかってしまいます。
飲食店事業をまるごと売却すれば、これらの金額が抑えられるでしょう。
2、売却利益を獲得
撤退した場合、1の撤退金額がかかり、一円も利益となることはありませんが、飲食店事業を売却すると、利益を獲得できます。
飲食店事業を売却するデメリット
希望の条件では買い手が見つからない場合があり、それがデメリットとなります。
できるだけ高い金額で売却したいのが本音ですが、高額な金額だとお店を買取たいニーズとマッチしないケースがあります。
買い手のニーズを理解した上で、ある程度条件をすり合わせする作業も必要です。
まとめ
飲食店の売却は、さまざまなケースがあります。新規参入するための買収や会社同士のM&A、異業種のM&Aなど、費用も事例によってことなります。
一から事業をはじめるよりも、M&Aによって事業をはじめた方が、飲食店は予算がおさえられるので、有利です。
こうした理由をふまえ、飲食店事業の売却は、相場を把握しつつ検討することが大切です。